NZ永住権って留学しなきゃダメ?ワーホリからワークビザと永住権取れないの?と思ってる人へ。

Kia Ora!ニュージーランド(以下NZ)の留学エージェントで留学カウンセラーをしているまどかです。

自身も元ニュージーランド留学生で、2019年からはホストマザーとしてたくさんの留学生を受け入れてきました。留学を多方面から見てきた“留学の申し子”です♪
わたしは日頃、NZ永住権を目指したいなら現地で大学院など専門コースに通うのが近道、とお話ししています。
するとよく「ワーホリじゃダメですか?」と聞かれるのでなぜ永住権取りたい人にワーホリをおすすめしないかこの記事で解説しますね。
ワーホリから簡単に永住権取れたのは一昔前の話
かつてはワーホリで来た若者がバイト先の日本食レストランでワークビザ取って、そのまま永住権も取れちゃった♪みたいなことがよくありました。
でもそれね、一昔前の話なんです。2015年以前はこういう人もたくさんいた。どこの会社でも、個人経営の店とかでもワークビザ/永住権が取れたから。
今はそもそもワークビザのサポートは認定雇用主(Accredited employer)じゃないとできないし、Accreditationに時間とコストがかかるため小規模レストランとかはそもそもAccreditation取ってないよってとこもあります。
これだけ情報が溢れてる時代なのに、ワーホリの常識は10年前のままというのが不思議・・・。
先にワーホリしてから専門コース留学は損
時々、とりあえずワーホリで渡航してきて「やっぱり永住権取るために専門コース行きたいです!」という人がいるので先に言っとく。
とりあえずワーホリしちゃうといろんなものを失います。永住権目指すって決めてるならワーホリしてる場合じゃない。最初から専門コース留学を目指しましょう。
ワーホリで中途半端に満足してしまう
ワーホリでもNZ生活は味わえるので、中途半端に満足してしまい「やっぱ永住権目指さなくてもいっか〜」となってしまいがち。
もしそれで完全に満足したならいいんですが、時間が経ってから「やっぱりあの時永住権目指せばよかった・・・」と後悔したらもったいないよ。
使える予算が減る
ワーホリ後の進学だと、ワーホリ期間中もお金がかかるので進学に充てられる予算が減ってしまいます。
〇〇コースに行きたいけどあと200万円足りない、ワーホリしてなかったら足りたのに・・・となったら悲惨です。
Post study work visaの代わりにワーホリビザが使えることも
基本的にはPost study work visaが出るMasterをおすすめしてますが、どうしても予算的に無理、という人にはDiplomaのコースを勧めることもあります。
その場合、在学中にワークビザのサポート先が見つからなくても、最悪ワーホリビザをキープしてあればそれを使って滞在を伸ばし就職活動が可能。
先にワーホリしちゃった人はこの特権をもう使えないので、ワークビザが取れなかったら日本に帰るしかなくなります。
専門コースを卒業した人ですら苦労してる
最近はNZ人ですら就職難と言われており、日本人で専門コースを卒業した人が卒業後ワークビザのサポート先が見つからず帰国を余儀なくされるとか、Post study work visaで就活してるけどなかなかフルタイムの仕事に就けないという声も聞きます。
NZで学位を取った人ですらこんな状況なので、裸一貫のワーホリが容易にワークビザを取れるなどというのは甘い考えです。
ワーホリと留学どっちがいい?は愚問
「ワーホリと留学で迷ってます」
これものすごく多いお問い合わせなんですが、そもそもワーホリと留学ってまったく別物です。
「ワーホリと留学どっちがいい?」は「カツ丼とパフェどっちがいい?」と同義。
永住権を目指すならワーホリは選ぶな
誤解なきよう言いますが、ワーホリを否定してるわけでないです。ワーホリをしたいならワーホリをしたらいい。
でもね、もしあなたが永住権を取りたいと思っててその手段にワーホリを選ぼうとしてる場合。
自分ではワーホリをしたいと思ってても、ワーホリのことを考えてる時に一瞬「永住権」「移住」というワードが頭をかすめた場合。
そのまま勢いでワーホリしたら後悔しないか?一度立ち止まって考えてみてください。
ビザ彼氏作るためにワーホリはやめとけ
あとね、時々聞く話なんですが、NZの永住権取りたいからとりあえずワーホリ行って、なんとしてもワーホリ中にキウイの彼氏作る!間に合わなかったら彼氏できるまで学生ビザで滞在延長!って話。
やめとけ。
彼自身でなくビザに目がくらんでるのは不健全
たまたま好きになった人がNZ永住権/市民権保持者ならなんの問題もありません。
でも、彼自身ではなく先にビザという目的があったとしたら、それはパートナーシップとしては極めて不健全。
相手の恋心を利用して相手の時間や人生で2回しか使えないパートナー永住権のサポート権を奪うなんて、あってはならないことです。
彼や周りの人もビザ狙い彼女には警戒する
わたしはNZ市民権を持ってる息子がいるので、正直息子にビザ目当ての外国人女性が寄ってこないかってことはすごく心配です。
もしあなたがビザ目当てに好きでもない彼にアプローチしたら、彼や彼の家族・友達は少なからずその気配を感じ取るよ。
そこに愛はあるのかい?
ビザのためとイヤなことを我慢してしまう可能性も
ビザのため・・・と思って、相手からモラハラされても我慢してしまったら、あなた自身を傷つけることになる。それでは本末転倒です。
永住権取れてもその後の生活は?
もしビザ目当て彼と付き合って無事永住権まで取れたとします。
でも、あなたは好きでもない彼とその後も暮らしていくことに幸せを感じられるでしょうか?
永住権取れたらポイなんて相手に失礼だし、あなたの評価も下がります。
それなら、最初から専門コース留学して自分で永住権目指した方が、ビザだけでなく信頼や人脈、学歴にスキルと多くのものが得られます。
そこで培ったスキルで、永住権取得後も長い目で見てキャリア形成できたらNZでクラスのも100倍イージーでしょう。
NZ永住権が取りたいならワーホリは非推奨
というわけで、様々な理由から、永住権希望者にはワーホリという選択肢はおすすめしません。
本気でNZ永住権目指したいなら、しかるべき専門コースへの進学が近道だし確実です。

あなたの学歴・経歴からベストな選択肢を、一緒に探していきましょう!移民アドバイザーにも相談できるよ!