【2025年】ニュージーランド留学の費用のリアルと節約ポイント〜アラサー女性が後悔しないために〜

Kia Ora!ニュージーランドの留学エージェントで留学カウンセラーをしているまどかです。

自身も元ニュージーランド留学生で、2019年からはホストマザーとしてたくさんの留学生を受け入れてきました。留学を多方面から見てきた“留学の申し子”です♪
留学カウンセラーとして、これまで数えきれないほど「ニュージーランド(以下NZ)に留学して永住権目指したいけど費用が不安…」という相談を受けてきました。
留学費用はなるべく抑えたいですよね。それはわかります。当然のことです。
ただ、安さだけを考えて留学すると、長い目で見ると損してしまうこともあるんです。
なので今回は、
- 何にお金がかかるのか
- どうしたら賢く節約できるのか
- 何を妥協せずに選ぶべきか
わたしの経験と現場の声を交えながら、リアルな情報をお伝えします。
これを読んで「よし、自分もできるところから動いてみよう」と思ってもらえたら嬉しいです!
ニュージーランド留学にかかる費用の全体像を知ろう
留学コストは主に以下の3つから成ります。
- 学費
- 生活費(残高証明 $20,000/年必要)
- ビザ関連費用
今回は専門コース留学を例にお話ししていきますね。
学費
まず最初に知っておきたいのは「学費」です。
ニュージーランドで専門コースを目指す場合、PTE(私立専門学校)、Polytechnic(国立専門学校)、University(大学)など様々な学校があります。
授業料はコースのLevelや学校により大きく異なりますが、大体このくらい。(2025年時点)
- PTEのMaster全般:$30,000〜40,000
- ECE (Graduate Diploma):$30,000
- Primary Teaching (Master):$50,000〜60,000
- Nursing (Master):$60,000〜90,000
- Enrolled Nursing (Diploma):$55,000
- Healthcare (Diploma Level4/7):$17,000
上記は永住権につながるコースとしておすすめしているものですが、安いコースを選べば良いというものでもありません。
「学費が安い」という理由だけで選ぶと、後で困ることもあるので注意が必要。(詳しくは後で説明しますね)
生活費
学費に次いで大きな費用が「生活費」です。学生ビザ取得のためには、年間$20,000の生活費を持っている、という証明が必要。(残高証明)
1.5年のコースなら$30,000、2年のコースなら$40,000口座に入っていることを証明します。(証明だけなので、その場で何か支払うわけではありません)
実際の生活費がどのくらいかかるかは以下の記事を参照。

ビザ関連費用
留学費用は、移民局に支払うビザ申請料も含めて考える必要があります。
学生ビザの申請料は高くないですが、いずれワークビザや永住権申請となると1回のビザ申請で数十万。
また、ビザ申請に移民アドバイザーを使う場合、ビザ申請料とは別でプラス数十万。自分でビザ申請するのが不安な人は、ここも念頭においておきましょう。
ニュージーランド留学のコストは上昇傾向
ここ数年でニュージーランド留学の費用は着実に上がっています。
学費の値上げ
ある大学院のMasterコースでは毎年5%ほど授業料が上がっています。5%と言っても、元が数百万なので20万円以上の値上げになることも。
また、学費の値上げは年を跨ぐタイミングで行われるので、入学が翌年になると支払い額も大きく変わります。
生活費の高騰
家賃はニュージーランド全体で上昇傾向にあります。
寮やホームステイの料金も年間で20万円ほど値上がりしたところもあり、アパートやフラットを借りる場合も光熱費など含めてコストがかさみます。
さらに、食料品など日々の生活用品の物価も上がっているので、生活費は今後も油断できません。
ビザ申請料や移民アドバイザー料金の値上げ
2024年10月にはニュージーランド移民局の申請料が大幅に値上げされ、多くのビザで申請料が倍以上に跳ね上がりました。
数千ドル単位の値上げとなったビザもあります。
また、移民アドバイザーの料金もここ数年で上昇傾向。ビザ申請時にアドバイザーを使いたい場合は、プラスアルファで資金を確保しましょう。
留学を1年遅らせると最大50万円損
- もっとお金を貯めてから
- まだ自信ないから
- 今は円安だから
と考えて留学を先送りにすると、結果的に費用が大きく膨らむ可能性があります。
実際に、1年遅らせるだけで学費と生活費の値上げで最大50万円ほど余計に費用がかかることも。
これは学費・生活費・ビザ申請費用すべてが値上がりしているため。円安どころじゃないほど毎年コストが上がっていることは知っておいてほしい!
留学準備はなる早で
たとえ留学が半年後や来年であっても、今すぐ計画を立て始めることで、無駄な費用の増加を最小限に抑えられます。
入学手続きや学生ビザ申請には時間がかかる場合が多く、スムーズに進めるためにも準備を早めに始めることが大切です。

わたしのクライアントさんはビザ申請料値上げ直前に申請できるように計画を立てて準備して、8万円くらい節約できたよ!
ニュージーランド留学費用を抑えるポイント
現地ではフラット+自炊が基本
外食を控え、自炊中心にすることで食費を大幅に節約できます。
また、ホームステイは安心感がありますが費用は高めなので、最初の1〜2ヶ月だけ申し込んで、慣れてきたらフラットシェアや学生アパートに切り替えがおすすめ。
コース選びは将来のビザ取得を意識して
学費だけでなく、卒業後のワークビザや永住権取得の可能性を考えてコースを選ぶことが重要です。
たとえばビジネス系コースを例に上げると、DiplomaやPost graduateに行く人もいるのですが、それだとPost study work visaがないor短かったり、永住権のポイントが稼ぎにくい、専門性が低く就職先を見つけにくいなどのデメリットがあります。
将来のビザ申請を見越してコースを選ばないと数百万かけて学んだのに結局NZに残れず卒業後すぐ日本に帰るしかない、という事態になりかねないです。
エージェントを通す
NZの留学エージェントは学校手配だけならどこも無料でやってるので使わないのは損。
なんなら、エージェントを通した場合のみ適用されるスペシャルプライスで学費が定価より安くなるケースもあります。
英語割とできると「エージェント通すと手数料かかるだろうから」と勘違いして学校に直接申し込もうとする人もいるんですが、ぶっちゃけメリットないです。
あと、弊社のように移民アドバイザーが在籍してる留学エージェントは、学生ビザ申請代行を無料サービスしてるとこもあるのでそれも使わない手はない。
留学費用の節約で気をつけたい落とし穴
「とにかく安さだけを追求」してしまうと、後からトラブルや無駄な出費に繋がることがあります。
例えば、安いコースを選んでしまった結果、永住権に不利なコースで結局卒業後また別のコースに進学し直すとなったら大変です。
また、生活費がギリギリだとバイトを詰め込んで学業に支障が出たり、食費の削りすぎで体調を崩した時人もいます。
留学は結構心身ともにエネルギー消耗するので、切り詰め過ぎには要注意。
まとめ
ニュージーランド留学は決して安くはない投資ですが、将来の自分の可能性を広げる大切なステップです。
費用の全体像をしっかり把握し、無理なく節約できるところは節約し、妥協してはいけない部分は見極めて。
そして円安だからと為替とにらめっこしたり、ちまちま節約するより、なる早で準備を始めることが一番大きくコストを抑えられます。
わたしがサポートしている生徒さんには、安さと質のバランスが取れたコースをご案内するほか、お金の貯め方使い方も伝授しています。
NZ留学して永住権目指したい人は一緒にがんばっていきましょう!