ニュージーランド移住したけど日本に帰るか迷ってる人へ。本帰国のメリット・デメリット。

まどか
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Kia Ora!ニュージーランド在住ブロガーのまどかです。

NZ移住したけど、やっぱり将来日本に帰ろうかな・・・と悩んでいる人も多いですよね。実際に2020年代前半はたくさんの日本人が本帰国しています。

この記事では、ニュージーランド移住した人が日本に本帰国するメリットとデメリットを解説しますね!

まどか
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まだ若い20〜30代の人も、将来に向けてちょっと考えとくといいよ!

実際に本帰国した人たちの帰国理由

以下は一例ですが、わたしの知る人たちは以下のような理由で日本に引き揚げました。

  • 親の商売を継ぐことになった
  • 親の介護をするため
  • 子どもの日本語教育のため
  • NZで仕事を見つけるのが難しい
  • 離婚して母子だけ日本に帰国

本帰国のメリット

日本に帰るのには以下のようなメリットがあります。

親族と会いやすくなる

移住1代目の宿命として「ジジババその他親族がいない中夫婦だけで子育てをする」という過酷な現実があります。その点日本に帰れば親族の近くに住んで子育ての手を増やすことも可能。

たとえ実家が新幹線の距離でも、国内なので何かあったら助け合うことができるのは日本に住む大きなメリット!

まどか
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親が健在で、かつ手助けを得られる場合に限るけどね。我が家は該当せずw

子どもの日本語力が向上する

ニュージーランドは日本人学校もないし、どうしても日本語を使う機会が少ないです。なので子どもの日本語力を上げるのは結構大変。

両親日本人なのに全然日本語喋れない子とかもいます。

日本語は文字の種類が多かったり言い回しも複雑で習得が難しいので、日本語を重視したいなら日本に住む方が断然楽です!

NZとの国際結婚の場合、お互いの国を知れる

日本人とキウイの夫婦の場合、NZに住んでると片方はホーム、片方はアウェイとなりアウェイ側には色々と不満が募りがち。

NZの次は日本!とすれば、今度はホームとアウェイが逆になるので公平です。

それに日本移住を機にキウイのパートナーが日本語を習得できたら夫婦ともお互いの言語が話せる状態になるし、お互いの文化を知るにも良い機会です。

仕事を見つけやすい

日本だと知り合いのツテとかも得やすいし、日本国内の学歴をアピールすることもできます。何より我々日本人は現地語ネイティブなので仕事を探す時に語学の壁がありません。

当たり前ですが、NZで非ネイティブとして就労するよりも高給の職に就きやすいです。

本帰国のデメリット

一方本帰国にはもちろんデメリットも色々あります。

国をまたいだ引っ越しは負担が大きい

国を跨ぐとなると、学校や仕事を辞めて日本で新しいところを探すことになります。保険や税金関係も整理しなければなりません。

荷物や車は売っても二束三文、送ったら送ったで送料がかかります。

Kiwisaverの恩恵がフルで受けられない

Kiwisaver(NZ版確定拠出年金)は以下で構成される積み立て式年金。

  • $1000 kickstart (最初にもらえるボーナス)
  • Contributions(自分の収入から任意の%で預けた分)
  • Employer’s contributions(雇用主が補填してくれた分)
  • Government contributions (政府が補填してくれた分)

もしNZを離れることになった場合、最後のGovernment contributionは引き出せません。つまりパーになります。

Government contributionsは年間最大$521.43もらえるので、それ×加入年数分のお金を損することになります!

家を売る場合は売れるまでストレス

NZの持ち家を売る場合、帰国時期までに無事売れるかどうかストレスでモヤモヤしたり煩雑な手続きでかなり消耗します。

日本は相続税がかかる

NZは相続税がありませんが、日本では一定額以上の遺産相続について相続税が課せられます。資産の多い人は、日本に帰った場合将来の相続税対策も考えなくてはなりません。

また戻ってくるのは大変

NZ→日本の引っ越しも大変だけど、またNZに戻ってくるとなったらもう一度大掛かりな国際引っ越しをしなければなりません。

本当に一生日本で良いのか?
やっぱりNZがよかったとならないか?

よく考えて決めましょう。戻ってくる可能性も考え、日本で本当に良いのか判断できるまで(本帰国から1〜2年)はあまり荷物は増やしすぎないのが吉。

英語を忘れてしまう可能性がある

特に若い人ほど覚えるのも早いけど忘れるのも早いです。わたしの同級生は英語圏で生まれ育ちましたが小3で本帰国、今では英語はほとんど話せません。

英語を忘れてしまうと、またNZに戻ってくるのも余計に大変になります。

おまけ:我が家の場合

我が家は以下の理由から、本帰国は考えていません。

  • 継ぐものがないor兄弟が継ぐ
  • 日本に帰ったところでジジババに孫を預けられるわけではない
  • 親とは物理的距離がある方が関係が安定する
  • 夫婦ともNZの方がしっくりくる
  • 夫婦ともNZでの方が仕事のキャリアがある
  • 子どもはあくまで英語ネイティブとして育てたい
  • 自分も英語を話せる状態でいたい

以前は「老後は日本かな」と漠然と思ってましたが、在住歴が長くなるとNZの方がホーム感覚で日本に「帰る」という発想がなくなったんですよね・・・。

まどか
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日本人夫婦なのに本帰国しないと言い切るってすごい!と言われますが、個人的には一旦移住したのにまた日本に帰る決断をする方がすごいですw

まとめ:本帰国を考えてる人は慎重に

本帰国するかどうかは大きな問題です。キウイセーバーや住宅など、資産の面でのデメリットが大きいので勢いだけでなく色々な点を考慮してから決めましょう。

本帰国が良い選択肢なのかどうかは家族構成や本人の気持ちによるので、メリットデメリット比較してトータルでどちらが良いのか考えてみてくださいね★

時間がないとあわてて判断をミスることがあるので、日頃から「どういう状況になったら本帰国を視野に入れるのか」「もしくは本帰国はナシの方向でNZに永住するのか」家族で話し合っておきましょう!

まどか
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みんなは本帰国の予定はある?コメント欄で教えてね!

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まどか
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ニュージーランドNo.1のおせっかいBBA
2013年よりオークランド在住。昭和61年生まれ、一児の母。移民アドバイザー事務所の日本人窓口+留学カウンセラーとして働いてます!インスタではまるさんと呼ばれてるよ♪
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